春先に咲かせるためにチューリップの球根の準備をされている方は多いのではないでしょうか。
しかし、その球根にカビが生えてしまったり、腐ってしまったり、また虫が付いてしまったりすることがあります。
そのような場合、球根を救うためにはどのような方法をとるのが良いのでしょう?
今回は、チューリップの球根の困った!を解決するための対処法、そして、植えても大丈夫な目安についてご紹介します!
チューリップ球根にカビ?!こんな時どうするの?
チューリップの球根を保存している最中にカビが生えてしまうことがあります。
カビの大好物は、高温そして多湿です。
カビの好む環境を避け、風通しの良い、涼しい場所で球根を保管しましょう。
また、土などが付いたままだと雑菌が繁殖しやすくなるので、綺麗に水洗いして土を流しましょう。
カビが付いた球根でも、表面のカビを除去すれば植えることはできます。
しかし、球根自体の硬さがなくブヨブヨしている場合は腐っている可能性がありますので、植え付けは避けた方が良いかもしれません。
保存中だけでなく、土に植えた球根にカビが生えることもあります。
その場合、土にもカビの菌が残るため、周辺の土ごと入れ替えるのが良いようです。
球根にカビが生えることを防ぐ為に、植え付けの前に念のため消毒しておくと安心ですよ!
チューリップ球根が腐る?!こんな時の対処法とは?
球根は、ちょっとしたことでも腐りやすいものです。
球根に付いた傷、過剰な水分、凍結、虫の付着など、様々な原因で腐ってしまうことがあるのです。
大切な球根を腐らせないために、次のようなことに注意しましょう。
球根を植える前に気を付けたいのは、球根にキズがないか確認すること、また、植え付けの際に球根をキズ付けないことです。
傷が原因で細菌が繁殖し、それが腐敗の原因となることがあります。
また、球根が腐るトラブルは、水はけのよい土づくりを心掛けるだけでかなり防げるのです!
球根を植え付ける土は普通の土ではなく、園芸用の土を使うなどの工夫をしましょう。
球根は、冬の寒さにより凍結することがあります。
凍結により球根は傷んでしまいますので、凍結を防ぐ対策として、深くに植えることを心掛けましょう。
浅く植える場合に比べて、地上の温度変化、湿度変化などの影響を受けにくくなり、腐敗防止になります。
ただし、プランターに植える場合は、根が十分に伸びられるよう、浅めに植えるのがコツです!
チューリップ球根に虫が!植えてもよい簡単目安!
チューリップの球根に付く虫として知られているのが、ダニです。
チューリップに限らず、他の花の球根にも付く害虫です。
虫は一年中発生するため、球根の保管中も虫が付いていないかチェックしましょう。
虫を予防するには、掘り上げた後、また土に植える前、専用の薬剤で消毒することです。
また、腐敗した部分を好んで虫は寄ってきますので、乾燥した涼しい場所で保管することも大切です!
虫が付いていても、球根自体がしっかりと硬い状態であれば、植えることはできるようです!
しかし、虫が付いた場所に腐敗などの異変が見られたり、傷がついたりしたものは、花を咲かせない可能性が高いため、植えるのは見送りましょう。
まとめ
今回は、チューリップの球根について、カビや腐敗、虫の害にあった場合の対策をご紹介しました。
球根は種に比べてデリケートなのですね。
過剰な水分が原因で腐ってしまったり、カビが発生したりすることがわかりました。
また、虫の害に遭いやすいのも球根の特徴なのですね。
土の水はけを良くしたり、乾燥した場所に保管することで、これらのお悩みをかなり防げるようです!
カビ、虫などがついても、それらを除去し、球根の状態が良ければ植えても大丈夫であることが分かりました。
春先に綺麗な花を咲かせられるように、これらを参考になさって下さいね!