夏の風物詩ともいえる朝顔。
小学生の頃に育てたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
青や紫の花を咲かせ開花期が長く、初心者でも育てやすい草花ですね。
今回はそんな朝顔の花ではなく「種」について保存や蒔き方など詳しくお話ししていきたいと思います。
朝顔の種を保存する時のポイントをご説明
種を収穫する時期は10月下旬〜11月下旬で、
花が枯れ落ちて1ヶ月くらい経つと種が固くなり、
十分に栄養を蓄えた状態になり、その頃が収穫時期です。
自分で収穫した朝顔の種は1ヶ月ほど常温で湿気の少ない所に紙を敷き、
その上で種を乾燥させます。完全に乾燥させた種は長期保存できる状態になります。
乾燥させた種は封筒に入れ、その封筒と乾燥剤を蓋つきの容器などに入れて
湿気らないように冷暗所で保管します。
朝顔の種はいつまでに使い切る?ベストな期間について
朝顔の種の保管は低温と乾燥の条件をしっかり守れていれば
10年以上も保存することができるのです。朝顔の種は丈夫なので、
もしも種の表面がカビが生えたように白っぽくなっていても、
たねの表皮が割れていなければ発芽する能力はありますので、
捨てずに植えてみてもいいでしょう。
朝顔の種の基本の蒔き方教えます!
朝顔のは夏至の頃に花芽を作る性質があるので、5月上旬以降に種蒔くと大きく育てられます。
小さく育てたい場合であれば種まきの時期をもうすこし遅らると良いでしょう。
完熟した朝顔の種は皮が厚く、吸水しにくいので、水を吸いやすくするために
カミソリや爪切りのヤスリなどで表皮を少し削り、下の白い部分が見えるように
種に傷をつけてあげましょう。
一晩水に浸けて吸水させます。沈んだ種は完熟していてしっかりと種が詰まっているということ。
一晩水に浸けても浮いている種は、未熟な種なので植えても発芽しにくい可能性があります。
種がたくさんあるのならここで選別すると良いでしょう。
種蒔きは1つの鉢に一粒ずつ行います。用意した土に指で約1cm~2cmの穴を空け、
種の丸いほうを上にして蒔きましょう。もしも種を傾けて蒔いてしまうと
皮が芽に覆いかぶさってしまうので慎重に行ってください。
種を蒔いたら土をかぶせて、土の上を軽く叩いておきます。種が水を吸いやすくするために、
土と種を密着させるのです。
種蒔きを終えたら、たっぷり水を与えます。ここでの注意点として、水の勢いで
せっかく蒔いた種が土から飛び出してしまったり、丸いほうを上にして慎重に蒔いた種の向きが
変わってしまわないように、そっと静かに水をあげてください。
先程、1つの鉢に一粒の種蒔きとお伝えしましたが、元気の良い苗を選んで育てたいという人は、
上と同じ方法で1鉢に3~5粒種を蒔き、発芽まで様子をみてから元気な苗をひとつだけ選び
他の苗は取り除きましょう。
発芽するまでの水やりのペースは1日おきに1回が基本ですが、水を与えすぎると
種が腐ってしまう危険性がありますので、土の様子を見ながら判断するよにしましょう。
発芽に適した環境であれば、通常1週間ほどで芽が出てきます。
水やりは花が咲くまではやや控えめに、花が咲いてきたら次は乾かさないように注意し、
たっぷりと水をやります。真夏の生育が盛んな頃は土も乾きやすいので、
朝と夕方の気温が高くならない時間帯での水やりをしましょう。
まとめ
いかがでしたか?夏の風物詩ともいえる朝顔を自分で植えて、
育てて、種を収穫する。これを毎年の楽しみにするのも良いですよね!
比較的誰でも簡単に育てることができますので、ぜひ、チャレンジしてみてください。