日本酒は、いろいろな神事を行う際の、
御神酒として供えられ、神事が終わると
参列者に振る舞われ、
共に祈願成就を願うことが
習わしとなっています。
一般家庭で鏡開きと言えば、鏡餅を割って、
皆で食べるものですが、
御神酒としての樽酒のふたを開いて、
酒を振る舞う行事も、同じく「鏡開き」
と言い、大勢集まるようなところでは、
華やかな演出としてよいでしょう。
ただ、通常、鏡開きをするような樽酒は
小さい物で一斗樽(18リットル)、
大きい物であれば四斗樽(72リットル)と
かなりの量のお酒が入っています。
飲みきってしまえば良いのですが、
余ってしまってはもったいない。
そういうときは、どうしたら良いのか
解説したいと思います。
鏡開きをした後のお酒の持ち帰りはどうしてる?
新年の行事として、会社の創立記念日、
結婚披露宴など、新しい門出を祝う為に、
樽酒での鏡開きも華やかな演出として
良いでしょう。
ただ、余ってしまったお酒は、どうするものか?
やはり、鏡開きのお酒は、
御神酒の意味合いもありますので、
参加者にお持ち帰りいただくのが良いでしょう。
鏡開きのお酒は持ち帰りできるように瓶に入れて配ろう
鏡開きのお酒が余った場合は、
やはり瓶に入れてお持ち帰りいただくのが
ベストだと思われます。
鏡開きのお酒を購入する際には、
人数分の空き瓶も注文しておきましょう。
注文が直前ですと、お酒は用意できても、
空き瓶の数がそろわないと行ったことにも
なります。
樽酒での鏡開きをする際は、
早めに注文されることをおすすめします。
鏡開きのお酒の種類は色々あるけどどう選ぶの?
まずは、量から考えましょう。
少なすぎれば、当日の会場での振る舞い酒を
全員に飲んでいただくことが出来ませんし、
多すぎると、余ってしまいます。
余ったお酒は持ち帰っていただくことも
出来ますが、用意した瓶に詰めてしまっても、
余ってしまったと言うことになれば、困ります。
量については、注文する際に、
参加するだいたいの人数を伝え、
適切な量の樽酒を選んでください。
銘柄については、
各酒造メーカーによって名前は違いますが、
一般的に樽酒に用いられている日本酒は、
本醸造酒か普通酒がほとんどだそうです。
純米酒や大吟醸のように
特徴があるようなことは無く、
画一的な味、むしろ、樽の木の香りが
お酒に移ったときに味が引き立つような、
良い意味での個性の無いお酒を
用いられることが多いでしょう。
ですので、よっぽどの
こだわりがある場合は別ですが、
どの銘柄にするか悩む必要は無いと思われます。
まとめ
樽酒での鏡開きは、
華やかな演出が味わえる反面、
準備と段取りが大変かと思われます。
やると決まったら、
早めに酒屋や酒造メーカーに問い合わせて、
当日、参加された皆さんに喜んで
いただけるように万全の準備を行いましょう。