暖かな季節になり気温の上昇とともに昆虫たちの活動も活発になっていきます。
ゴキブリやハエ、芋虫、毛虫など、なにかと嫌われ者の虫たちの中でも特に被害を受けることが多いのは「蚊」ではないでしょうか。
蚊は衛生上の問題に加えて、私たち人間の血液を吸うと同時に激しいかゆみをもたらし、厄介ですよね。
そこで今回は、そんな蚊を発生させないために注意するべきことをお話ししていきたいと思います
蚊の対策!排水口から侵入?お風呂場での遭遇を防ぐ方法
まずはじめに、蚊は水のある場所に発生すると言われています。
家の中で一番水のある場所と言えばお風呂場ですね。
お風呂場で蚊が発生してしまうケースはありますが、窓も開けていないし、浴室のドアを開けっ放しにもしていないし、では一体どこから蚊は入ってくるのでしょうか?チェックしてみましょう。
お風呂場に水が溜まってしまう部分はありませんか?
その場所が蚊の巣になっていてお風呂場で成虫になってしまい、逃げ場を失った蚊がお風呂場の中で大量に発生してしまうということもあります。
対策としては、桶などは逆さまにして置いたり、水が溜まる場所は雑巾で吸収させて水を捨てたり、とにかく水を溜めないようにしましょう。
排水口の掃除状況はどうですか?
例えば浴槽下あたりの排水口付近は手が届きにくく普段掃除をしないような場所なので、そういったところで繁殖し、排水口からお風呂場に入ってきてしまうということもあります。
対策としては、手の届くところまではこまめに掃除をすることや、排水口の蓋に蚊の通れるような隙間があるなら水切りネットなどを利用して侵入経路を塞ぎましょう。
蚊の対策は発生源から!水まわりやベランダなど注意すべき場所
蚊の発生を予防するためには卵を産ませないこと、ボウフラを生息させないことが重要で、そのためには家の周りの水場をなくす必要があります。
外の庭やベランダの水溜まりは注意が必要です。
ヤブ蚊は鉢植えの受け皿の中の水や空き缶、竹の切株や外に置いてある古いタイヤなど、ちょっとした水溜りでも十分卵を産めますので、蚊の繁殖場所となる水場をなくし、蚊が卵を産めない環境を作ることが大切です。
アカイエ蚊は下水溝やどぶ川などに発生するので、雑草を取り除き、よく清掃し、水の流れをよくする必要があります。
庭に池があるなど、水場をなくすことができないのであれば、池でメダカなどを飼うと蚊の幼虫であるボウフラを食べてくれるので環境にも優しく効果的なようです。
蚊の対策に!原因は何?閉めていても入ってくる蚊の侵入経路
蚊の進入経路として先程はお風呂場のお話をしましたが、他にも注意が必要な場所があります。
まずは網戸です。網戸の破れや外れ、傷みなどが無いか確認し、必要であれば補修や交換をしましょう。
また、網戸と窓の開け方も重要で、特別な窓でない限り、窓サッシの構造上右側に網戸、左側にガラスをしっかり寄せれば、網戸と窓サッシの間に隙間はできない仕組みになっているのですが、ガラスを途中まで開けていたり、網戸を左側にしていたりすると、網戸と窓サッシの間に隙間ができてしまい、それが蚊の侵入経路となってしまうのです。
それと押し出し窓の場合は、開ける時は窓を押し出して開けてから、網戸セットする。閉める時はまず網戸を収納してから窓を閉める。
網戸をセットしている間や窓を完全に閉めるまでの一瞬の隙に蚊が入り込んでしまうこともありますので窓辺には防虫剤や虫を寄せ付けないハーブなどを置くといいでしょう。
また、蚊は人の汗や二酸化炭素に寄って来ますので、外でくっつきそのまま家の中まで連れて来てしまう場合もあります。
帰宅の玄関や、洗濯を干したり取り込んだりするベランダ、こういった外と家の出入りの時にも注意が必要です
まとめ
いかがでしたか?
蚊は水場が無ければ卵を産みません。浴室の排水口や、家の周りを改めて確認し、清潔にすると蚊の発生は防げます。
蚊が多いからと殺虫剤や防虫剤などで対策しようと考えてしまいがちですが、まずは、生源を突き止めることが大事でしょう