初夏にふんわりと柔らかな香りを漂わせるラベンダーは、まさに癒しの植物ですね。
見た目も可憐で、ドライフラワーにしても素敵な花を付けます。
このラベンダー、ハーブの代表的な存在とも言えますが、育てるのが難しいという難点があります。
特に、花がうまく咲かなくて困るといった悩みが多く聞かれるものでもあります。
今回は、ラベンダーの花がうまく咲かない原因を探り、花を上手に咲かせるコツ、剪定の仕方をご紹介します!
ラベンダーの花が咲かない良くある原因とは?
ラベンダーが時期になっても花を咲かせない場合、考えられる原因はいくつかあります。
植え付けして間もないラベンダーの場合、株が育ち切っていないことが挙げられます。
その場合、翌年に開花できるよう、梅雨前の剪定と夏、冬二回肥料を与えることを行いましょう。
その他、肥料が過剰であったり、プランターであれば根が過剰に詰まってしまっていたり、ということも考えられます。
肥料は適度に、目安は年二回にとどめましょう。
根が詰まってしまうと、根が腐る原因にもなり、花はおろか株自体を弱らせてしまいかねないので、少し大きなプランターに移したり、可能ならば庭へ植え替えたりといった対策を行いましょう!
花が咲く!ラベンダーの育て方のコツ!
ラベンダーは、梅雨前に花を咲かせます。
植物が花を咲かせるということは非常にエネルギーを使う作業です。
そのため、毎年花を咲かせるためには、ラベンダーの株自体が健康で元気である必要があります。
そんなラベンダーの花を上手に咲かせるために欠かせないコツが、正しい花の収穫と剪定です!
花を咲かせたままにせず収穫し、また定期的に剪定を行うことは、ラベンダーの株にかかる負荷を減らしますので、来年の開花にもつながる大切な事なのです。
ラベンダーは、暑さや湿度が苦手な植物です。
日本の梅雨は高温多湿で、まさにラベンダーにとって苦手な気候の代表とも言える時期です。
花が咲き終わり、梅雨に突入する前に花を収穫することで、株はエネルギーを使い切ることなく、梅雨を乗り切る準備に入れるのです。
ラベンダーの花の剪定方法とは?
ラベンダーは、翌年も花を咲かせるため、また株の健康を守るために、剪定を必要とします。
剪定といっても、もちろん適当に枝を切ればよいというものではありません。
まずは、来年も花を咲かせるための剪定方法をご紹介します。
花の剪定は5月下旬から7月の上旬にかけて、できれば花が咲ききらないうちに行うのが良いようです。
剪定する際は、根本から4~6つほど節を残して切るようにすると、来年も花を楽しむことができます。
剪定した花は、切り花のほかドライフラワーにしておくと、長く香りを楽しめます。
株の健康を守るためには、花の収穫の時期にあわせて、古い茎、伸びすぎた茎を中心に切るようにしましょう。
剪定することは、日当たりを確保し株の風通しを良くし、梅雨時や真夏でも株に湿気がこもりにくくなります。
湿気が苦手なラベンダーは、風通しを良くしてあげることがとても大切なのです。
まとめ
今回は、ラベンダーの花が咲かない原因、そして花を咲かせるための育て方や剪定のコツをお伝えしました。
ラベンダーが花を咲かせない原因には、様々なことが考えられるのですね。
十分に育った健康な株からは沢山の花が咲くということが分かりました、
湿度や高温が苦手なラベンダーにとって、適度な剪定が大切なのですね。
古い枝や伸びすぎた枝は切り落とし、風通しを確保してあげましょう。
ラベンダーは花を咲かせるために膨大なエネルギーを使うため、咲かせっぱなしは、株を弱らせてしまうのですね。
ラベンダーの花は咲きたてを収穫し、フレッシュな香りを楽しみましょう。
毎年、初夏にラベンダーの花を楽しめるよう、これらを参考になさって下さいね!