ひまわりは、種から育てることが比較的簡単なため、栽培しやすい花の一種ですね。
私も小学生の頃、夏休みの間、ひまわりを育てた記憶があります。
外に置いておくと、梅雨や台風の時期に、気が付くとひまわりの茎が折れてしまい、
大切に育ててきた時間が台無しになってしまった悲しい思い出もありますが・・・。
驚異的な風で人間をも脅かす台風の存在は、草木にとっても大変危険な存在です。
ひまわりは茎が細く、花の大きさも普通の花よりも大きいため、台風による被害も
大きくなってしまいます。
せっかく育てたひまわりが、台風によって倒れてしまったり、
茎が折れてしまわないように、台風の季節には、より一層、気を使って
栽培していかないといけません。
ちょっとした工夫で出来るひまわりの台風対策をご紹介していきます。
ひまわりの台風への対策方法とその効果を検証
まず、ひまわりの栽培をプランターでされている方。
プランターなら、風の当たらない陰に移動させておけば大丈夫です。
あまりにもひどい状況でしたら、そのまま室内に避難させてもいいでしょう。
何本もひまわりを栽培している方、直植えの場合なら、三角錐の形のように、
支柱を三本使って結びましょう!
支柱をさす時は、土に対して、しっかりと深くさしましょう。
たくさん栽培しているのであれば、その周りを支柱で四角形の箱型に組んで囲い、
側面にビニールで覆うと、より強度な対策になります。
ひまわりの台風による被害の内容と対処の仕方
最大瞬間風速によって、被害の状況は変わってきます。
最も強い45m/s(メートル毎秒)以上ですと、80%の確率でひまわりは倒れてしまいます。
30m/sから44.9m/sですと、倒れる可能性はあまりありませんが、茎が折れる可能性が出てきます。
15m/sから29.9m/sですと、少し傾く可能性がありますが、倒れることはほとんどありません。
15m/s未満ですと、ほとんど倒れることはありません。
ひまわりを台風から避ける種まきの時期や栽培のコツ
台風の発生時期は、一年の中で8月が最多です。
ひまわりを台風から避けるためには、この台風の発生が多い8月よりも前に
開花を迎えさせることが一つのコツとなります。
ひまわりを咲かせるには、おおよそ二か月以上の期間が必要となるため、
一番の理想は、4月の中旬ころから5月の上旬にかけて種をまくと、
7月頃に花を開かせ、開花の時期を台風前にすることができます。
まとめ
せっかく育てたひまわりを台無しにしないためにも、種まきを“4月中旬ころ”
からはじめる事がオススメです。
ひまわりは、水をあげすぎると腐ってしまいますので、直植えの場合は、
土が乾燥していたら、水やりをしてください。
プランターでの栽培は、朝・晩と毎日二回こまめに水やりをしてくださいね。
夏を象徴する花であるひまわりはとても育てやすいので、ぜひ、台風の時期に
気を付けながら栽培して、風情を楽しんでくださいね。