夏を象徴する花といえば、ひまわりですね！
大きな花が特徴のひまわりですが、栽培していると思ったほど花が大きくならないことがあります。
これには、ひまわりの種類に加え、肥料や水分、日当たりなど、生育環境が大きく関わっているのです。
今回は、ひまわりの花の大きさについてお伝えします。
そして、種類によって花の大きさが変わること、そして花を大きく育てるための栽培方法をあわせてご紹介します。
ひまわりの花の大きさとは？
ひまわりの花といえば、どのようなサイズのものを思い浮かべますか？
一般的によく見かけるひまわりの花といえば、人の顔くらいの大きさのものでしょう。
その直径は20～30㎝ほどにもなります！
花としては、非常に大きなものだということが分かります。
ひまわりの花は、実は小さな花が寄せ集まってできているのです！
色鮮やかに見える外側の部分はめしべやおしべを持たない舌状花、内側の色の濃い部分はめしべとおしべを持ち、のちに種子となる筒状花と呼ばれます。
花が大きくなる、さほど大きくならずに成長が止まってしまう、これらを決める要素が栄養にあるといわれます。
種類によって様々ですので一概には言えませんが、ひまわりは非常に背丈の高い植物であり、成長のためにたくさんの栄養分を必要とします。
そのため、ひまわりにとって栄養が十分に行き渡っていない状態だと、花の生育にまで養分が回らず、小さく収まってしまう、ということなのです。
ひまわりの花の種類によって花の大きさは変わる！
北アメリカが原産といわれるキク科の植物であるひまわりは、原住民たちの食生活、住生活に欠かせない植物として栽培され、16世紀頃ヨーロッパおよび世界各国へ広がったといわれます。
そんなひまわりには、非常に多くの種類があるということをご存知ですか？
ひまわりは、その種類によって、花の大きさが異なります。
先にも挙げたような花の直径が20～30ｃｍのもののほか、その倍にもなる大きな花を持つ種類、
手のひらに収まってしまうほど小さな花のものなど、さまざまなのです。
花の種類が変わると、大きさだけでなく、色や花の様子も変わります。
ひまわりといえば、中央部分が茶色っぽく、外側が鮮やかな黄色やオレンジ色をした花、というのがイメージではないでしょうか。
しかし、中にはコロンとした八重咲のひまわりや、よく見かけるひまわりからは想像できないような紫色のひまわりも存在するのです！
ひまわりの花が大きくなる育て方とは？
ひまわりは、成長にたくさんの養分や水分を要するということはすでにお伝えしました。
ひまわりの花の大きさには、栄養が大きく関わっていることも分かりました。
では、実際にどのような土づくりをし、肥料、水分などをどのくらい与えたらよいのでしょうか。
大きな花を咲かせるひまわりは、水はけがよく栄養豊富な土を好みます。
腐葉土、たい肥、化学肥料を、根が伸びる40㎝ほどの深さまでしっかりと混ぜ込み、土をつくりましょう。
水は朝、晩しっかりと与え、乾燥しないよう心掛けます。
ひまわりの葉には、ハダニという害虫が付くことがあります。
水やりの際に、葉の表裏や茎にもしっかり水をかけることで予防できます。
葉が伸びてきたら、月に一回ほどを目安に、追肥として化学肥料を少量ずつ与えます。
ここが、花を大きくするポイントです！
追肥をしないでいると、花が咲くまでに必要な養分が枯渇してしまう恐れがあるため、少量の追肥をこまめに与えましょう。
まとめ
今回は、ひまわりの花についての情報をご紹介しました。
ひまわりは種類によって花の大きさがさまざまなのですね。
その他にも、花の大きさには栄養などの生育環境が大きく関わっていることが分かりました。
ひまわりの花を大きく育てるためには、栄養が枯渇しないよう、追肥をこまめに与えることが大切なのですね。
これらのコツを参考に、大きく立派なひまわりの花を咲かせてくださいね！