クローゼットにカビが発生して、お気に入りの洋服やカバンなど無駄にしてしまったことはありませんか?
カビ対策として市販の除菌スプレーを使っていても、すぐに使い切ってしまうので費用がかさんだりしていませんか?
そこで今回は、薬局などで購入できる「エタノール」を使って、簡単に安くクローゼットのカビの除去ができるとのことなので、そのエタノールを使ったカビ対策について詳しくお話ししていきたいと思います
目次
クローゼットのカビにエタノール!しっかり落として再発を防ぐ使用の手順
クローゼットは湿気を閉じ込めやすいですから、洋服同士がぴったりくっつかないように隙間作り、物を詰め込まないことや、洋服を一度干してからしまうなどの注意が必要です。
もし、カビが発生しているのを見つけたらクローゼットの中に収納している荷物を全て一旦取り出して確認してみましょう。
クローゼットの壁や床や棚や天井、隅々までチェックをしてください。
収納している洋服や荷物もカビが生えていないか、またはカビの臭いがしないかをひとつひとつチェックしましょう。
例えクローゼットのカビを除菌しても、カビのついた物を再びクローゼットに収納してしまっては、カビの胞子が移り再発してしまいます。
ベニア板でも壁紙でも、クローゼットの壁にはエタノールを使ってカビ菌を除去することができますのでその方法を紹介します。
用意するものはエタノール・霧吹き・乾いた雑巾・ゴム手袋・マスクです。
霧吹き容器はアルコールに対応したポリエチレン、ポリプロピレン・ガラス製の容器を選んで下さい。
エタノールは刺激臭がして、肌に付着すると荒れてしまうので必ずマスクとゴム手袋をして換気をしながら作業をしてください。
エタノールを霧吹き容器に移して、クローゼットの壁に吹き付けます。
吹き付けた部分を乾いた雑巾で拭き取れば完了です。
クローゼットのカビに効くのはどれ?エタノールの種類や効果の違い
エタノールをドラックストアなどで購入しようとすると消毒用エタノールと無水エタノールの2種類があり、どちらを選べば良いのでしょうか。
同じアルコール類の消毒用エタノールと無水エタノールなのですが、その違いは濃度にあります。無水エタノールの濃度は99.5%以上のもので、消毒用エタノールの濃度は76.9~81.4%のものを指します。
濃度が高い無水エタノールはすぐに揮発してしまうので、ほとんどの場合掃除には消毒用エタノールが使われます。
無水エタノールはというと、すぐ乾くため水厳禁のパソコンなどの精密機器や電化製品の掃除に使用されることがあります。ディスプレイや窓などを拭き掃除にも向いています。
クローゼットのカビ対策には消毒用エタノールが良いでしょう。もしも無水エタノールを使用する場合は「水2:無水エタノール8」の割合で薄めて使用してください。
クローゼットのカビ除去はどんな素材でもOK?注意が必要な材質
様々な場所の掃除に幅広く活躍するエタノールですが、消毒用・無水にかかわらず使ってはいけない場所も存在します。
使用不可の素材として、白木や桐、革製品、スチール製品に使うと、染みや変色の原因になるため、使用できません。
ニスが塗装された床や家具はニスが剥がれ光沢が失われてしまいますので使用前に必ず材質を確認しましょう。
アルコールですので火気厳禁です。
まとめ
いかがでしたか?
クローゼットだけにとどまらず家中のあらゆる掃除に使える「エタノール」。
使用する材質にさえ注意すれば、手軽に安くカビ対策ができますので、ぜひ一度お試しくださいね。