お弁当に欠かせない『おにぎり』。
みなさんは、おにぎりはアルミホイルで包む派ですか?
それともラップ派ですか?
ラップで包んだ上からアルミホイルで包む、
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
おにぎりをいちばんおいしく、そして衛生的に食べられる包み方は、
“ラップを使わず、アルミホイルオンリーで包む”ことです。
その理由を、これからご説明します。
ラップと比較した保温時間や味の違いについても解説していますので、
お弁当におにぎりをつくって持って行こうと考えている方は
ぜひ参考にしてみてくださいね。
おにぎりはアルミホイルで包むと保温効果があるってほんと?
おにぎりを包むのにアルミホイルがおすすめな理由は、
まず、アルミの保温効果と関係があります。
と、いっても、アルミホイルに保温効果はありません。むしろ、
ないことが、この場合のおすすめの理由です。
アルミホイルには、性質として、“熱を吸収しやすく、
さらに逃がしやすい”とか“密閉性が低い” といった特徴がありますが、
これが、おにぎりを包んで持ち歩く素材としては、
ぴったりの条件を満たしているのです。
というのも、炊きたての温かいご飯は、たくさんの水分を抱え込んでいます。
これを、たとえばラップなどで、密閉された状態にして
長時間置いておくと、高温と湿気で、雑菌が繁殖しやすくなります。
“高温高湿”は雑菌の大好物です。
適度に通気性があり、熱を外へ外へと逃がしてくれるアルミホイルは、
おにぎりを雑菌の繁殖から守るのに好都合というわけです。
おにぎりはアルミホイルで包むと味は変わってしまう?
そういうわけで、衛生面から言えば、おにぎりはアルミホイルで包むのが
一番良いのですが、『アルミホイルで包んだおにぎりは、食べたときに、
お米の味に違和感がある』という理由で、好まない人も多いようです。
アルミホイルで包んだおにぎりが、炊きたてご飯の味と変わってしまうのは、
ある程度は仕方のないことと言えます。
密封しないで、わざと、おにぎり表面を空気に触れさせて衛生的に保つのが、
アルミホイルの良さですから、お米が少し乾燥して、
いつもと違う味になってしまうのは、避けられないことです。
ラップで包めば、乾燥による味の変化は抑えることができます。
が、水分が閉じ込められ、お米や、中の具がべたつきますし、
先に書いたように、湿ったにぎりというのは雑菌が
元気いっぱいになる環境ですから、お腹のことを考えるとあまりおすすめできません。
結局おにぎりを包むのはアルミホイルとラップどっちがいい?
以上のようなわけで、おにぎりを包むなら、
ラップよりもアルミホイルがおすすめです。
衛生面の話ばかりしてしまいましたが、
アルミホイルの方が良い理由は他にもあります。
まず、おにぎりをラップに包んで行った場合のデメリットですが、
それは、圧倒的な“食べにくさ”です。
ラップというのは、基本、厚みがなくフニャフニャしています。
どんなに余裕を持って包んでいても、紙よりも薄いあの包みでは、
食べている最中の、ちょっと崩れ落ちそうなご飯粒などを、
受け止めることができません。
おにぎりの最後の方とか、崩れてほとんど食べられません。
その点、アルミホイルは断然丈夫です。
ラップのようにクニャクニャめくれることもなく、
サイドを立てた状態でキープすることもできるので、
食べながらご飯粒を落とす心配がありません。
つまり“食べやすい”のです。
友達や同僚の見ている前で“食べてるものを落とす”というのは、
ミスの中でもかなりやばい部類に入るものだと、
個人的には思うのですが、いかがでしょうか。。。
まとめ
お弁当のおにぎりを包むなら、ラップよりもアルミホイルが
おすすめな理由について、ご紹介してきました。
主な理由はやっぱり、“衛生的だから”ですね。
保温効果は低く、味は、乾燥したお米の味になります。
だからこそ、アルミホイルのおにぎりが良いのです。
味は好みがありますので、『こっちがいいですよ〜』とは、
簡単には言えないのですが、身体に良いか悪いかなら、
だいたいみんなに共通していますからね。
おにぎりを包むなら、アルミホイルです!
みなさんのお弁当ライフの参考になりましたら幸いです。