暑い季節になってくると台所の方から、ふらふらと飛び始めるコバエ!
そろそろ出てきていませんか?
コバエというのは通称で、
日本には、
「チョウバエ科」の小さなハエをはじめ、
いくつかの種類のものがいます。
このコバエが発生したということは、
台所など水回りの排水口のもっと奥、
“排水溝”内が汚れてきている証拠なのです!
つまり、コバエ対策は排水溝の汚れ対策でもあるのです。
そこで今回は、台所の排水溝に沸くコバエの対策法や掃除の仕方について、
ご紹介していきますね。
台所の排水溝にコバエが沸くのはなぜ?
台所のシンクを覗くと排水口が開いていますが、
その下にずっと続いているパイプの内部を想像してみましょう。
このパイプの内部には、シンクで流した水や、
排水口の網カゴから漏れた残さなどのゴミが流れ通っていきます。
そのうち、少しずつパイプの内側に汚れがたまっていき、
ドロドロっとしたヘドロ状のものになります。
料理したものや調味料、食べ残しなど、
栄養になるものがたくさん含まれ、
雑菌の繁殖にとってはとても良い場所となります。
実は、コバエはそこに卵を産み付けます。
卵から生まれた幼虫は、そこにいる雑菌などを餌にして成長し、
成虫になったものが、排水口から飛んで出てきているのです。
恐ろしいことに、コバエは、
家の外から入ってくるのではなく、
家の排水溝で生まれていたのです。
排水溝のコバエ対策!コツはこれ!
では、どうすれば、家の中にコバエを発生させないようにできるのでしょうか。
コバエが排水溝の中で卵を産み、
幼虫が成長して成虫になるまでには、
水分と栄養のほかに、温度が高いという条件が必要です。
20℃以上の気温になると、
コバエが発生しやすくなることからもわかります。
この3つの条件を封じてやれば、
コバエが発生できにくくなるわけですね。
しかし、排水溝があるところには、
水があるのは当然で、仕方がありませんよね。
そこで、残りの“栄養”と“温度”の2つの条件を、
できるだけなくしてやることが、
コバエを発生させない対策となります。
排水溝の中で、雑菌や虫などの生物の栄養となるものには、
食べ残しなど人間が食べられるものもそうですが、
私たち人間から出る垢や汚れ、そして石けんカスなどもあります。
そういったものを排水溝に、
できるだけ流さないように心がけることが大事です。
次に、温度の条件ですが、温度を下げてやることで、コバエの幼虫の活動が鈍くなり、
成虫が発生しにくくなります。
しかし、温度を下げるといっても、
排水溝の中までは、なかなか難しいことですね。
毎日コツコツとできることといえば、
台所仕事が終わりしばらく使わなくなる時や、
就寝前にシンクの蛇口から冷たい水を多めに流してパイプの中の温度を下げ、
排水口の周りに氷をたくさん置いておく、という方法があります。
しかし何といっても、排水溝の汚れがひどくならないうちに、
掃除してきれいにしておくのが、一番のコバエ対策です。
排水溝の掃除でコバエがいなくなる?!
排水溝の中の堆積した汚れがコバエ発生の原因です。
これはやはり、
“元から断つ!”ことが大切です。
コバエを発生させないためには、
排水溝を定期的に掃除してやりましょう。
そうはいっても、排水溝の奥の方までは、
素人にはなかなか掃除は無理ですよね。
そこで、市販のパイプ内の汚れを溶かしてくれる洗浄剤を使うのが、
家庭でできるお掃除としてはベストでしょう。
錠剤タイプと液体タイプがありますよ。
排水口まわりをきれいに掃除したら、
1日の台所仕事の終わりに、
排水溝洗浄剤を流しておきましょう。
排水溝内の汚れがなくなれば、
コバエの卵が孵って幼虫・成虫になることができず、
いつの間にかコバエはいなくなります。
忘れずに定期的に行うと効果的ですよ!
まとめ
暑くなるとどこからか飛び始めるコバエは、
実は家の排水溝内に溜まった汚れが原因でした。
定期的に洗浄剤を流して汚れを溶かし、
管内の掃除をすることがコバエ対策の大切なポイントです。