かたつむりを赤ちゃんから飼育したい。
はじめて飼育するとき、なにに気を付けたらいいのか気になりますよね。
カタツムリの赤ちゃんは家庭で飼育をする場合、適度な湿気となる環境とエサが重要になってきます。
今回は、カタツムリの赤ちゃんの育て方をはじめ、食べ物や共食いの対処法を交えてお伝えします。
カタツムリの赤ちゃんの基本的な育て方!
カタツムリの赤ちゃんを育てる前に、カタツムリの体の特徴を確認しておきましょう。
カタツムリは、適度な湿気を好む生き物です。
自然界では、晴れている時には葉や石の下、木の根元などの湿気を帯びた場所に隠れて生きています。
飼育する場合、自然界のような、湿気を適度に帯びた環境にしてあげましょう。
湿気を与えるのに便利なのは、霧吹きです。
カタツムリの飼育の際には、霧吹きが必需品です!
枯れ葉、エサ、卵の殻や貝殻を入れてあげると良いでしょう。
大人のカタツムリは土に中に産卵するため、飼育容器内に土の準備が必要ですが、赤ちゃんカタツムリを飼育する容器には土を入れる必要はありません。
カタツムリの飼育で気をつけたいえさと土の注意点
カタツムリの赤ちゃんの食べ物とは?
カタツムリは、さまざまな野菜を好んで食べます。
キャベツなどの葉物、ニンジンなどの根菜、そしてキュウリやかぼちゃなど瓜の仲間も大好きです。
赤ちゃんカタツムリには、その中でも柔らかめな葉野菜を中心に与えてあげましょう。
カタツムリは、食べたものと同じ色のフンをします。
ニンジンを食べたならオレンジ色、キュウリを食べたなら緑色のフンをするのです。
フンをみれば、どんな野菜を食べたのかが一目瞭然です。
子供さんなどは、非常に興味深く観察するのではないでしょうか。
カタツムリの赤ちゃんが共食いする?!その対処法
少しショッキングなのですが、カタツムリはなんと共食いすることがあるのです!
もともと肉食ではないカタツムリがなぜ共食いをするのか、不思議ですね。
これには、カタツムリにとって必須であるカルシウムが関わっているようですよ!
カタツムリは大きな殻を背中に背負っていますね。
これは、どこかから適当な大きさの殻を拾ってきて背負っているわけではなく、カタツムリ自身が自分の体内にある石灰分を使って作っているのです。
そのため、カタツムリには殻の元となるカルシウムが必要なのですが、これが何らかの原因で不足すると、他のカタツムリの殻を食べる行動につながるそうなのです!
カタツムリがコンクリートの上を這っていることが多いのは、どうもカルシウムを摂取するための行動のようです。
カタツムリの飼育中に共食いという悲しい現象が起こることを防ぐためにも、卵の殻や貝殻などを入れてあげましょう。
卵の殻も貝殻も、食事を作る際に出るものや、食事の残りとして発生する分で十分です。
カルシウム源となるこれらのものを、エサと一緒に与えるのを忘れないでくださいね。
容器に対してカタツムリの数が多すぎると、それがカタツムリにとってストレスの原因となることがあるようです。
ストレスも共食いの原因と考えられていますので、多すぎる場合は容器を分けて育てるなどの工夫をしてみましょう。
まとめ
カタツムリの赤ちゃんの育て方について、カタツムリの特徴を交えながらお伝えしました。
湿り気が好きなカタツムリには、霧吹きが必需品なのですね。
100円ショップで手軽に入手できますので、ひとつ用意しておきましょう!
カタツムリのエサには、野菜のほかに卵や貝の殻を入れてあげる必要があるのですね。
丈夫な殻を作るのに欠かせないカルシウム源を忘れずに与えましょう。
それが、共食いを予防するコツでもあるのですね。
カタツムリは、見ているだけで癒されますよね。
飼育のコツを参考にして、元気に育ててあげてくださいね!