ペットを飼っていて、
そのペットが子どもや卵を産んで増えてくれると、
飼い方が認められたようで、
とてもうれしいものですね。
カタツムリを飼っている人にとっても、
きっと産卵が楽しみなことでしょう。
カタツムリの産卵には、
”土”が大切だといいます。
そこで、
ペットのカタツムリが産卵しやすくするためには、
どんな土を用意してあげたら良いのか、
カタツムリの産卵時期や産み方についても解説いたします!
カタツムリの産卵を促す土とは?!
カタツムリはとても水分を必要とする生き物ですね。
だから、カタツムリの生育環境には、
湿気が大切になります。
カタツムリを飼育するときは、
飼育ケースに土を入れてあげましょう。
土は水分を含みやすく、ケース内に”カタツムリにとって快適な湿度環境”を保つ働きをします。
そして、
カタツムリが快適に生活し卵を産む際には、
その土は産卵場所で、卵の成育場所にもなるのです。
そんなカタツムリの生活や産卵にとって大切な土は、
水分を程良く含んで柔らかいことが条件です。
土の表面は乾いておらず、手で触ると、少し土が手についてくるくらいに湿り気があるのが理想的です。
そして、乾燥してしまい固くなることは一番避けなければならないので、
毎日欠かさずに霧吹きをして水分を含ませ、
程良い湿り気を保つ必要があります。
逆にべちゃべちゃ過ぎて、ケースの下に水が溜まっているようではやり過ぎですね。
土の湿気の管理をしっかりやっていると、
カタツムリが産卵のために土に潜りやすくなり、
産まれた卵にとっても快適に守られる環境となるのです。
カタツムリの産卵時期っていつ?
カタツムリの産卵時期や、
卵の産み方を解説し、産卵に相応しい土をご紹介します。
自然の中で暮らすカタツムリは、
5~8月に交尾をして、土の中に潜って産卵します。
ですから、土が堅過ぎて潜れないと困りますよね。
土の中の卵は、早ければ10日程から1カ月くらいの間に孵化して、
殻を破り赤ちゃんカタツムリが出てきます。
しかし、
卵の周りの土が乾燥してしまったら、
卵もカチカチに干からびてしまい、
残念ながら赤ちゃんが孵って出てくることはありません。
しっかり水分を含んだ土に守られていることで、
水分補給やクッションにもなり、直径2~3mmという小さなカタツムリの卵を守ってくれます。
そして、雨続きの梅雨は、
土もよく湿って柔らかくなっていて、
土から赤ちゃんが出てくるにも最適な季節です。
”梅雨とカタツムリ”って、
繁殖にも関係しているんですね。
梅雨のじめじめした季節には、植物の枝や葉にカタツムリを見つけやすいですが、
どこかで小さな赤ちゃんカタツムリも発見できるかもしれませんね。
カタツムリの卵の産み方とは?
カタツムリは雌雄同体で、
交尾をしないで1匹でも産卵はできますが、
鶏舎の鶏の卵と同じように無性卵となり、
その卵は孵化することはありません。
それに、カタツムリを1匹だけで飼育している場合は、
卵を産むことはないそうです。
不思議ですね。
カタツムリに卵を産んでほしいなら、
2匹以上で飼育する必要があります。
しかも、卵が孵るためには、ペアで交尾をして有精卵を産んでもらわないと!
飼育しているカタツムリが卵を産んでもなかなか孵化しない場合、
無性卵である可能性もあるわけですね。
また、たとえ有精卵でも、
一度でも乾燥状態に遭ってしまったら、
やはり孵化できないことになってしまう場合もあります。
つまり、卵を産む場所として大切な土は、
カタツムリが潜れるように、
また孵化するまで卵が乾燥しないように、
しっかりと湿った状態を保てることが欠かせない条件です。
しかし、特別な土にする必要はありません。
スズムシやカブトムシを飼う時に使う腐葉土入りの「昆虫飼育マット」は、
栄養分を含み水分も含みやすいので、カタツムリにもぴったりなんです。
また、植物栽培用の土も、
同じく水分を含みやすく、
カタツムリの飼育にも適しています。
ホームセンターや100円ショップで簡単に手に入りますので、
継ぎ足し用の分も確保しておきましょう。
そして、
土の湿気の管理は、
卵の期間も決して欠かさないようにしましょう。
まとめ
飼っているカタツムリが卵を産むためには、
まず最適な環境を用意してあげましょう。
カタツムリを2匹以上で飼育し、
ケースには土を入れてやりましょう。
そして、
乾燥しないように毎日霧吹きをするのを忘れずに!
また、
卵を無事産卵したことがわかったら、
親世代は別ケースに移動するのがおすすめですよ。
かわいい赤ちゃんが見られるといいですね。